クリック⑰-1 「仕掛けの構図」機能を起動させる有効需要の背景
(朝日)08/9/29
クリック⑰-2 中国の生命・損保市場シェアの現状
週刊東洋経済 04/4/24 特集/東京海上「生・損保」帝国への試練より
★コメント★
- 04年,HP発表した当時の下記中国市場シェア図表を敢えてここに掲載する。 AIG社は、中国・上海を同社事業発祥の地とする歴史的背景を持ち、中国市場への進出状況は、図表が示すとおり日本の生・損保業界の追随を全く寄付けなかった。
しかしその後、本業から逸脱した過激なマネーゲームの果てに経営破綻し、世界的金融危機をもたらす元凶となったことは記憶に新しいところ。今後、中国市場への影響は如何なるものか、見通しは不透明。
元来、保険事業の長い歴史を持つ欧米では、それぞれ各種保険企業は7000から8000社あるとされ、これ等企業が市場の様々なニーズにきめ細かく対応している。
かたや、所謂「護送船団方式」によって保護されてきた日本の生・損保会社は、高々70から80社。少子高齢化社会を迎え、日本の国内市場が縮小するなか、積極的に海外進出しなければならない。果たして、欧米にごしてやっていく気概ありや?
- 草創期の中国金融保険市場にあっては、保険企業は10社足らず、それも全て国有企業。市場にインパクトを与える様な戦略的保険商品開発を担う外資系生・損保険業界の責任は重い。
クリック⑰-3 トヨタ自動車が新しいタイプの介護保険商品開発
★コメント★
ことわざ、所謂「世の中森羅万象、保険の対象にならないものはない」を実証した例。今後、まだまだ、きめ細かく市場のニーズを汲み取った商品が開発されるであろう。
中国においても同様である。「老人介護保険制度」が整備されていない中国では、この種の保険商品開発を日系保険企業に期待する。